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鉄鋼スラグの廃材の溶出値が環境基準を超えた事件-大同特殊鋼


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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2014/1/28 22:28
伊豆倉 正敏  スタッフ   投稿数: 686
 普通、鉄鋼スラグは高炉や転炉や電気炉での目的の鉄合金を取り出した残りとはいえ、有害物質濃度又は溶出試験(水に溶け出す値-通常鉄鋼スラグは石というよりはガラスのように固まるので表面から溶け出す分は少ない)の値が環境基準値以下や転用するときのその規格の規格値以下に処理した後に路盤材等の建材として販売しているものなのですが、今回の場合

有価物としての販売の建前で1円以上の収入があること(輸送費などを含む)
 (1円以上支払う場合は廃棄物処理法の対象となる可能性がある)

でマイナスの額が出ていたことが発端ですが、その後使用状況で環境基準値を超えている事が分かり問題になり出したようです。

中日新聞:大同特殊鋼工場に立ち入り検査 廃棄物処理法違反か:社会(CHUNICHI Web)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014012890135337.html

>鉄鋼メーカー「大同特殊鋼」(名古屋市)が、渋川工場(群馬県渋川市)から排出され、六価クロムなど有害物質を含む廃材「鉄鋼スラグ」を業者に再生資材として販売する際、運搬費などの名目で販売価格を上回る代金を払っていたことが分かった。群馬県は、この取引が廃棄物処理法に違反する疑いがあるとして、渋川工場を立ち入り検査した。

> 渋川市によると、1996年から2009年12月にかけて、大同特殊鋼の鉄鋼スラグを使った公共事業のうち、遊園地や保育所など市内11カ所で土壌汚染対策法が定める環境基準を上回る六価クロムやフッ素が検出されている。


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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2015/9/20 1:41
伊豆倉 正敏  スタッフ   投稿数: 686
続報

結局刑事事件になったそうです、というか時間の問題だったのかもしれません。
大同特殊鋼強制捜査 スラグ不正処理12年間か
http://www.yomiuri.co.jp/local/gunma/news/20150911-OYTNT50427.html

> 鉄鋼メーカー「大同特殊鋼」(名古屋市)の渋川工場(渋川市石原)から出た鉄鋼スラグを巡る問題は11日、県警が廃棄物処理法違反容疑で同社などを捜索し、強制捜査に発展した。県は緊急記者会見を開き、同工場のスラグについて「廃棄物にあたると認定した」と説明。同社が約12年間にわたって、不正な処理を続けていたとの調査結果を明らかにした。環境基準を超えるスラグの使用は県内93か所で確認されており、さらに膨らむ見通しだ。

 普通鉄鋼スラグはちゃんとした規格があって、安全性を確認された分しか出荷されないはずなのですが、フッ素と六価クロムが12年分も検出されると言うことは鉄を生産してスラグが出来る時の工程か、スラグとして商品化する時の工程に問題があったのかもしれません。
 該当記事でも
> スラグは無害であれば、土木資材として有効活用できる。実際、全国でも広く売買されている。一方、廃棄物とみなされれば、同法の規制対象となる。県が着目したのは、3社の金の流れだった。

 とあります。問題は出荷した量以上に溶け出して地下水汚染を介して土壌汚染となってしまった分の土壌をどう処理するか、場合によってはいったん道路などの構造物を解体して再構築が生じるので、コンプライアンスn倍返し(通常10倍と言われる)の法則が発動するかもしれません。

>◆スラグ使用公共工事  93か所で基準超有害物質

> 大同特殊鋼の渋川工場から出荷された鉄鋼スラグは11日現在、県内225か所の公共工事で使われたことが確認されている。このうち93か所のスラグから、環境基準を超える有害物質「フッ素」や「六価クロム」が検出された。県は、民間や県外の工事も含めた使用箇所の特定を進めていく。

> 基準超えの有害物質が検出されたのは、長野原町の八ッ場ダム建設代替地や、渋川市の遊園地「渋川スカイランドパーク」駐車場近くの市道など。54か所では土壌汚染も確認された。地下水への影響は確認されていない。
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