開戦時の日米の軍事力
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開戦時の日米の軍事力 (YMN, 2020/12/16 21:46)
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日米戦争と日中戦争 (YMN, 2020/12/21 23:14)
YMN
投稿数: 1037

(あまり新しい本を買わなくなって久しく)古い本を見ていたら、太平洋戦争が始まったとき、アメリカ海軍にはF4Fワイルドキャット戦闘機が(たったの)250機という記述がありました(陸軍の戦闘機もP-40とかろくなものはありません)。
そして、その後数千のF4Fだけでなく、1万を超える数のF6Fヘルキャット、F4Uコルセアなどが生産されてくることになります(陸軍機ではP-38《当初はペロハチなどと呼んでいましたが、戦法を工夫して強敵になります》、P-47、P-51などが登場してきます)。
生産力だけでなく、日本では熟練飛行士が消耗して次第に練度が落ちてきて(負けても明日があるスポーツと違い、死んだらスキルアップできず、そうなると落ち込む一方です)、総合的な戦争遂行能力でさらに引き離されることになります。
大した事はない薮蛇をつついたら、とんでもない大蛇が出てきてしまったというあたりでしょうか。
開戦時のアメリカはさほど図抜けた軍事力ではなかったわけで、吉良上野介のようにいじいじと石油禁輸をしたり日本を開戦に追い込むあたり、余程日本を舐めてかかっていたのでしょう。
開戦時の日米の軍事力を見る限りにおいて(それだけ見るのがそもそもの間違いだと思いますけど)、開戦の決断はさほど荒唐無稽ではないようでもあります。
真珠湾奇襲作戦(手違いで宣戦布告に先んじてしまったので、作戦というよりはテロになりますけど)でギャフンと言わせるつもりで、戦争に乗り気でなかったアメリカ国民を奮い立たせてしまったので、最初の一手で失敗ということになるでしょう。
そして、その後数千のF4Fだけでなく、1万を超える数のF6Fヘルキャット、F4Uコルセアなどが生産されてくることになります(陸軍機ではP-38《当初はペロハチなどと呼んでいましたが、戦法を工夫して強敵になります》、P-47、P-51などが登場してきます)。
生産力だけでなく、日本では熟練飛行士が消耗して次第に練度が落ちてきて(負けても明日があるスポーツと違い、死んだらスキルアップできず、そうなると落ち込む一方です)、総合的な戦争遂行能力でさらに引き離されることになります。
大した事はない薮蛇をつついたら、とんでもない大蛇が出てきてしまったというあたりでしょうか。
開戦時のアメリカはさほど図抜けた軍事力ではなかったわけで、吉良上野介のようにいじいじと石油禁輸をしたり日本を開戦に追い込むあたり、余程日本を舐めてかかっていたのでしょう。
開戦時の日米の軍事力を見る限りにおいて(それだけ見るのがそもそもの間違いだと思いますけど)、開戦の決断はさほど荒唐無稽ではないようでもあります。
真珠湾奇襲作戦(手違いで宣戦布告に先んじてしまったので、作戦というよりはテロになりますけど)でギャフンと言わせるつもりで、戦争に乗り気でなかったアメリカ国民を奮い立たせてしまったので、最初の一手で失敗ということになるでしょう。
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YMN
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そもそも日本がなぜ米英と戦争をするハメになったかというと、中国に手を出したからということになります。
中国との戦争で多数の戦死者が出ていて「今さら引けるか」ということでアメリカと戦争を初めたら、桁違いの(民間人も含めて)犠牲者を出してしまったことになります。
そして(石油の供給元である)アメリカと戦争するに当たり、石油とか戦争を遂行するのに必要なものを確保するために南方に手を広げることになります。
「手を広げすぎ」と批判されようが、中国にはそういうものが無いので、アメリカと戦争する以上は必然的な選択と言えるでしょう(それにしても調子に乗って不要に手を広げ過ぎたという面はあるでしょう)。
そして米英との戦争に専念するでなし、中国には敗戦に至るまで膨大な軍が配置され続けます(中国を諦めたらそもそも何のための戦争だかということになってしまいますし)。
ナチスドイツはソ連とも戦争を初めて二正面作戦をやることになり、あまり利口には見えませんが、日本も似たようなものと言えるでしょう(二正面作戦が嫌なのはいずこも同じですが、日本はドイツと連携するでなし、律儀にソ連との不可侵条約を守り通したのでした)。
名称が似ているだけでなく、連合軍の流れをくむ国際連合において、中国は中華民国と入れ替わる形で常任理事国の座についています。
実は中国共産党は(来たる内戦に備えて?)兵力を温存していて、あまり日本軍と戦っていません。
米英のことは脇に置いて、中国共産党が日本をやっつけて降伏させたという話に仕立て上げているようです。
元寇のとき元を撃退したとは言いますが、日本が元を降伏させたと言う人はいないでしょう。
中国との戦争で多数の戦死者が出ていて「今さら引けるか」ということでアメリカと戦争を初めたら、桁違いの(民間人も含めて)犠牲者を出してしまったことになります。
そして(石油の供給元である)アメリカと戦争するに当たり、石油とか戦争を遂行するのに必要なものを確保するために南方に手を広げることになります。
「手を広げすぎ」と批判されようが、中国にはそういうものが無いので、アメリカと戦争する以上は必然的な選択と言えるでしょう(それにしても調子に乗って不要に手を広げ過ぎたという面はあるでしょう)。
そして米英との戦争に専念するでなし、中国には敗戦に至るまで膨大な軍が配置され続けます(中国を諦めたらそもそも何のための戦争だかということになってしまいますし)。
ナチスドイツはソ連とも戦争を初めて二正面作戦をやることになり、あまり利口には見えませんが、日本も似たようなものと言えるでしょう(二正面作戦が嫌なのはいずこも同じですが、日本はドイツと連携するでなし、律儀にソ連との不可侵条約を守り通したのでした)。
名称が似ているだけでなく、連合軍の流れをくむ国際連合において、中国は中華民国と入れ替わる形で常任理事国の座についています。
実は中国共産党は(来たる内戦に備えて?)兵力を温存していて、あまり日本軍と戦っていません。
米英のことは脇に置いて、中国共産党が日本をやっつけて降伏させたという話に仕立て上げているようです。
元寇のとき元を撃退したとは言いますが、日本が元を降伏させたと言う人はいないでしょう。
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