メインメニュー
PR
facebook
別フォーラムへ

大乗仏教の「真如」

投稿ツリー


このトピックの投稿一覧へ

なし 大乗仏教の「真如」

msg# 1.11
depth:
1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2015/10/31 10:44
SumioBaba 
    【補足説明11】大乗仏教の「真如」

          <1>
 大乗仏教で用いられる「真如」(しんにょ)という言葉がものすごく神秘的です。「SB量子神学」で言う全知全能の「神」にそっくりです。ただし、それが何なのか、言葉では説明できないものとされています。「真如」という名前さえも仮の名前に過ぎず、本当は名前を付けることさえできないものだとされています。なぜなら「真如」という名前を付けてしまうと、「真如である」と「真如でない」の2つに分別が生じ、「真如」とは「真如である」の方であり「真如でない」の方ではない、と限定されてしまうからです。
          <2>
 本当の「真如」は何一つ限定されないものなので、「真如である」も「真如でない」も、両方とも「真如」に含まれねばなりません。「SB量子神学」で言う「神」も、本当の意味で「全知全能である」を満たすために、「全知全能でない」の方を放棄する訳にはいかず、「全知全能である」と「全知全能でない」の両方を実現して初めて、本当の意味での「全知全能である」に成り得るのでした。そしてそれこそ、全知全能の「神」が全知全能の「神」だけに留まらず、全知全能でない人間の心をも「神」自ら体験している理由です。「真如」にも全く同じ説明が可能です。
          <3>
 世界の初めをXとしましょう。もしこのXが、すでに「存在する」か「存在しない」か一方だけに確定していると仮定したり、Xが特定の物理法則や特定の心理法則や無矛盾な論理法則に縛られていると仮定すると、「なぜ?」という謎が発生してしまいます。「そんなの知るもんか。なぜかそうだからそうなのさ。」と決め付けてしまうと、この謎は永久に隠蔽されてしまいます。科学は、特定の法則によって世界を説明しようとしますが、その代償として、「なぜその法則に縛られるのか?」、「なぜ他の法則ではなくこの法則なのか?」という謎が隠蔽されてしまうし、それをも追究しようとすると無限後退に陥ってしまいます。
          <4>
 何一つ謎を隠蔽しないためには、どうすれば良いでしょう? 世界の初めXは「存在する」のか「存在しない」のか、特定の法則に「縛られている」のか「縛られていない」のか、何も限定しないところからスタートする必要が有ります。「SB量子神学」の「神」も、大乗仏教の「真如」も、これを満たしています。そして、存在し得るのは「空」M0と「色」M1、M2、M3、…だけであることを、何も法則を使わずに導きます。「空」M0も「色」M1、M2、M3、…も「半存在」であり、「存在する」と認識する視点に立てば「存在する」と認識する、「存在しない」と認識する視点に立てば「存在しない」と認識する、というダブル・トートロジーが成立しているだけです。だから、「なぜ存在するのか?」、「なぜ存在しないのか?」という謎自体が有りません。
          <5>
 具体的な説明はこうです。「真如」の本質は「何ものにも縛られない」です。この「何ものにも縛られない」をそのままに実現しているのが「空」M0です。無矛盾な論理法則にさえ縛られないため、矛盾を起こしているでもいないでもあり、自分の状態が何なのか全く定まらず、「空」M0は完全な無意識状態です。ただし、これだけだと「真如」は、「何ものにも縛られない」という法則にだけは、例外的に縛られていることになってしまい、「真如」の完全性に傷が付きます。そうならないために「真如」は、「「何ものにも縛られない」にも縛られない」つまり「何かに縛られる」をも実現する必要が有ります。それが「色」M1、M2、M3、…なのです。
          <6>
 では「「「何ものにも縛られない」にも縛られない」にも縛られない」はどうでしょう? これは「何ものにも縛られない」に戻るようです。だから存在し得るのは、「空」M0と「色」M1、M2、M3、…の2種類になります。「SB量子神学」も仏教も、観念論(唯識)の立場を取るため、「客観的物質世界」なるものは認めません。だから、「空」M0と「色」M1、M2、M3、…の説明だけできればそれで完結です。「空」M0が完全無意識状態であるのに対し、特定の意識を持った人間の心は、もちろん「色」M1、M2、M3、…のどれかに含まれます。
          <7>
 1人の人間である自分は、「過去」→「現在」→「未来」という時間の流れを実感します。しかし、現在の自分が本当に知り得るのは、現在の自分だけであり、過去や未来は推測しかできません。本当は現在だけが存在し、過去も未来も無いとする「独今論」も成立します。「客観的物質世界」の実在を盲信している人が多いと思われますが、宇宙は、「現在」だけが実在し、「過去」や「未来」は想像でしかないという、奇妙な在り方をしています。「神・真如」の視点に立てば、時間の流れは意味が有りません。すべての「色」M1、M2、M3、…を線形に重ね合わせると、情報が打ち消し合って消滅した完全無意識状態「空」M0になり、M0=M1+M2+M3+…〔色即是空・空即是色〕が成立します。
          <8>
 M0=M1+M2+M3+…において、右辺は線形の重ね合わせであり、M1、M2、M3、…と解釈しても良いし、(M1+M2)、(M3+M4)、(M5+M6)、…と解釈しても良いし、(M1+M2+M3)、(M4+M5+M6)、…と解釈しても良いし、…、(M1+M2+M3+…)が1つだけと解釈すればそのままM0になります。つまり左辺のM0は、分裂するまでもなくそのままで、右辺のM1、M2、M3、…のどれでもあるのです。M0は、全体としてみれば無意識状態M0ですが、その中にすべての有意識状態M1、M2、M3、…を部分として含んでいるという意味です。「神・真如」は、完全無意識状態「空」M0であると同時に、すべての「色」M1、M2、M3、…を体験している、と解釈できます。だからこそ「色」M1、M2、M3、…は、「存在する」でも「存在しない」でもある「半存在」なのであり、これが〔色即是空・空即是色〕です。
          <9>
 「色」M1、M2、M3、…は、言わば「空」M0が自力で矛盾を生じさせ、「M0はM0である」という同一律を否定し、「M0はM0ではない(M1、M2、M3、…のどれかである)」を実現することで、M1、M2、M3、…に化けたものです。「色」M1、M2、M3、…は、特定の意識状態を持つ心としての自己同一性を成立させるため、少なくとも無矛盾な論理法則の成立を要求します。さらに、物理法則や心理法則が曖昧だと実感する心は、長時間存続する保証が無いため、数秒か数分で消滅する「夢」のような貧弱な心になってしまうでしょう。自分の心が平均寿命80年も存続すると実感する理由は、自分が住む世界に多数の物質粒子が存在し、厳密な物理法則が成立して宇宙は140億年も存続し、物質である脳に心が随伴するという二元論的構造を持っている、と認識している心だからです。
          <10>
 こう問うてみます。「なぜ現在自分が住む世界Wは、特定の物理法則に従うWaなのか? 全く物理法則に従わないWxでも良かったのに?」。そして現在自分が住む世界Wは、本当はWaとWxとを特定の重みAとXを付けて重ね合わせたW=A・Wa+X・Wxだとしてみます〔|A|^2+|X|^2=1〕。WaとWxとは、物理状態は全く同じですが、特定の物理法則に従うか従わないか、という決定的な違いが有ります。Waの方は、特定の物理法則に従って、一瞬後の状態は確実にWbになるとします。一方、Wxの方は全く物理法則に従わず、一瞬後はあらゆる状態Wp、Wq、Wr、…および-Wp、-Wq、-Wr、…に等確率でなるとすると、一瞬後の状態は(Wp-Wp)+(Wq-Wq)+(Wr-Wr)+ …=0となって消滅します。X=0と同じことになるので、A=1に変化することで、全体の確率が1になるよう再規格化されます。つまり、現在自分が住む世界Wは、100%の確率でWaであり、Wxである確率は0%、ゆえに、W=Waとなります。物理法則に従わない世界は存在できないのです。
          <11>
 全知全能の「神・真如」の定義は、「存在し得るすべての心M0、M1、M2、M3、…を要素とする集合{M}」になります。これらの中には、あらゆる○○○について、「○○○である」と認識している心、「○○○でない」と認識している心、の両方が含まれます。1人の人間としての現在の自分の心M1は、片方だけしか認識できないため、「なぜ片方だけが選ばれて実現したのか?」という謎を感じてしまいます。しかし、真の自分が「神」であると悟れば、すべての謎が消滅します。「○○○である」と認識する視点に立てば「○○○である」と認識する、「○○○でない」と認識する視点に立てば「○○○でない」と認識する、というダブル・トートロジーが成立しているだけです。すべての心M0、M1、M2、M3、…は、「神・真如」が見ている夢のようなもの、という世界観になります。


 以上、「SB量子神学」で言う全知全能の「神」は、大乗仏教でいう「真如」と完全に一致する同義語のようです。仏教が言葉で説明できない究極の真理だとしてきた「真如」を、言葉で説明し、数式で記述して見せたのが「SB量子神学」の「神」だと言えます。〔より詳しい説明は、メールマガジン『「神」を完全に解明しました!!』(まぐまぐ!)で検索して下さい。〕
投票数:0 平均点:0.00
返信する

この投稿に返信する

題名
ゲスト名
投稿本文

  条件検索へ



ログイン

ユーザー名:


パスワード:





パスワード紛失  |新規登録
PR
twitter
Created by: twitter website widget