Re: ブラックホールの端の偏光の画像 初撮影チームが公開
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重力の話など (entangle1, 2020/11/11 2:29)
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過去100億年で宇宙の平均温度は約10倍も上昇 ミクロな量子「ゆらぎ」が生んだマクロな現象 (entangle1, 2020/11/14 2:55)
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Re: 重力の話など (entangle1, 2020/11/18 1:16)
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銀河のなりたちを明かすヒントに?古い銀河のまわりに巨大な「ダークマターハロー」見つかる (entangle1, 2021/2/15 2:56)
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ブラックホールの端の偏光の画像 初撮影チームが公開 (entangle1, 2021/3/25 13:14)
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Re: ブラックホールの端の偏光の画像 初撮影チームが公開 (entangle1, 2021/3/30 5:53)
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entangle1
投稿数: 266

磁場の存在が明らかに! 史上初めて撮影されたブラックホール画像のデータ処理が進んできたよ
https://www.gizmodo.jp/2021/03/see-a-black-holes-magnetic-fields-in-new-image-from-the.html
『・・・ブラックホールを取り巻く磁場が弱い場合、磁場は降着流に引っ張られて同心円状にブラックホールを囲むことになり、プラズモイド核から放たれる光は磁場に影響されることなく降着円盤と直角の方向に振動します。ところが、磁場が強い場合は光の振動パターンが変化します。そして磁場の力がその中間にあたる場合は、光の振動パターンは渦巻き状になりそうです。今回EHTチームが発表した画像はこの3つめに一番近いと思われます。
「今回の研究成果から、M87の中心部、すなわちブラックホールの近傍においては、磁場がほぼリング状に対照的で、方位角であることがわかります」と研究論文の著者の一人であるRichard Anantua氏(スミソニアン天体物理観測所所属)は米Gizmodoのインタビューに答えています。
「磁場の構造が垂直であることから、このブラックホールを取り巻く磁場がただ力なく降着流に流されているのでなく、磁場そのものがジェットの骨組みとなっているらしいことがわかります」とも語っています。・・・』
↑
「離れた場所にある複数の電波望遠鏡で一斉に同じ天体を観測することで、あたかもひとつの巨大な望遠鏡が作動しているかのような解像度を引き出せる「超長基線電波干渉法(Very Long Baseline Interferometry, VLBI)」を駆使して得られた画像」からどーして電波の偏光が分かるのか、まだよく分かりませんが、BHと磁場の関係は動画付きで説明されています。
こちらの記事ではまた違った動画でイベント・ホライズン・テレスコープがどのようにして偏光を観察しているのかが説明されています。
↓
ブラックホール周辺の偏光画像が公開される ジェット解明の鍵に
https://sorae.info/astronomy/20210329-eht-blackhole.html#eht
『・・・通常、偏光は偏光フィルターなどを使って発生させますが、自然界にも一定の特別な条件がそろえば、偏光が発生する場合があります。その特別の条件の1つが整った磁場(aligned magnetic fields)の存在です。
光(電磁波)は荷電粒子が加速度運動すると発生しますが、整った磁場が存在すると、荷電粒子の運動の方向がそろうために、発生する光(電磁波)の波打つ方向もそろい、偏光が発生します。逆に言えば、偏光のようすを観測すれば、整った磁場が存在するかどうか解るということになります。・・・』
追伸
こちらもご参考までに
↓
ブラックホールの画像から強力な磁場の存在が明らかに…地球の磁場の2倍から50倍の強さ
https://www.businessinsider.jp/post-232021
『・・・「最初の画像を見て我々が考えたのは、解釈するのは非常に難しいだろうということだった」
彼らのチームがブラックホールの磁場を解析できたのは降着円盤、すなわちブラックホールの周辺をまわる高温の物質が発する光のおかげだ。光波は、強い磁場に遭遇すると偏光、つまり特定の方向を向くようになる。
偏光は、磁場の存在を示す指標となる。画像の光の方向を解析することで、磁力線をマッピングし、最終的にはその強度を推定することができた。
今回の研究は、天文学者がブラックホールの端に近い場所で偏光を測定した初めての例になった。・・・』
↑
データはダメもとでいろいろと解析手法を試してみなくてはなりません。
https://www.gizmodo.jp/2021/03/see-a-black-holes-magnetic-fields-in-new-image-from-the.html
『・・・ブラックホールを取り巻く磁場が弱い場合、磁場は降着流に引っ張られて同心円状にブラックホールを囲むことになり、プラズモイド核から放たれる光は磁場に影響されることなく降着円盤と直角の方向に振動します。ところが、磁場が強い場合は光の振動パターンが変化します。そして磁場の力がその中間にあたる場合は、光の振動パターンは渦巻き状になりそうです。今回EHTチームが発表した画像はこの3つめに一番近いと思われます。
「今回の研究成果から、M87の中心部、すなわちブラックホールの近傍においては、磁場がほぼリング状に対照的で、方位角であることがわかります」と研究論文の著者の一人であるRichard Anantua氏(スミソニアン天体物理観測所所属)は米Gizmodoのインタビューに答えています。
「磁場の構造が垂直であることから、このブラックホールを取り巻く磁場がただ力なく降着流に流されているのでなく、磁場そのものがジェットの骨組みとなっているらしいことがわかります」とも語っています。・・・』
↑
「離れた場所にある複数の電波望遠鏡で一斉に同じ天体を観測することで、あたかもひとつの巨大な望遠鏡が作動しているかのような解像度を引き出せる「超長基線電波干渉法(Very Long Baseline Interferometry, VLBI)」を駆使して得られた画像」からどーして電波の偏光が分かるのか、まだよく分かりませんが、BHと磁場の関係は動画付きで説明されています。
こちらの記事ではまた違った動画でイベント・ホライズン・テレスコープがどのようにして偏光を観察しているのかが説明されています。
↓
ブラックホール周辺の偏光画像が公開される ジェット解明の鍵に
https://sorae.info/astronomy/20210329-eht-blackhole.html#eht
『・・・通常、偏光は偏光フィルターなどを使って発生させますが、自然界にも一定の特別な条件がそろえば、偏光が発生する場合があります。その特別の条件の1つが整った磁場(aligned magnetic fields)の存在です。
光(電磁波)は荷電粒子が加速度運動すると発生しますが、整った磁場が存在すると、荷電粒子の運動の方向がそろうために、発生する光(電磁波)の波打つ方向もそろい、偏光が発生します。逆に言えば、偏光のようすを観測すれば、整った磁場が存在するかどうか解るということになります。・・・』
追伸
こちらもご参考までに
↓
ブラックホールの画像から強力な磁場の存在が明らかに…地球の磁場の2倍から50倍の強さ
https://www.businessinsider.jp/post-232021
『・・・「最初の画像を見て我々が考えたのは、解釈するのは非常に難しいだろうということだった」
彼らのチームがブラックホールの磁場を解析できたのは降着円盤、すなわちブラックホールの周辺をまわる高温の物質が発する光のおかげだ。光波は、強い磁場に遭遇すると偏光、つまり特定の方向を向くようになる。
偏光は、磁場の存在を示す指標となる。画像の光の方向を解析することで、磁力線をマッピングし、最終的にはその強度を推定することができた。
今回の研究は、天文学者がブラックホールの端に近い場所で偏光を測定した初めての例になった。・・・』
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データはダメもとでいろいろと解析手法を試してみなくてはなりません。
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