Re: 京急踏切事故 信号位置に問題、ブレーキ遅れが原因 運輸安全委報告
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京浜急行の事故 (Chryso, 2019/9/5 17:07)
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Re: 京浜急行の事故 (東 遥, 2019/9/5 20:10)
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Re: 京浜急行の事故 (Chryso, 2019/9/6 7:56)
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Re: 京浜急行の事故 (東 遥, 2019/9/6 11:29)
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Re: 京浜急行の事故 (Chryso, 2019/9/8 8:32)
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Re: 京浜急行の事故 (entangle1, 2019/9/8 3:32)
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Re: 京浜急行の事故 (粒子, 2019/9/8 5:46)
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Re: 京浜急行の事故 (YMN, 2019/9/8 21:33)
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Re: 京浜急行の事故 (LuckyHill, 2019/9/9 16:54)
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Re: 京浜急行の事故 (ゲスト, 2019/9/9 18:43)
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Re: 京浜急行の事故 (東 遥, 2019/9/19 0:08)
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また一つ、残念な事故 (ゲスト, 2019/9/27 12:09)
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Re: また一つ、残念な事故 (YMN, 2019/9/27 20:25)
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Re: また一つ、残念な事故 (Chryso, 2019/9/28 18:35)
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Re: また一つ、残念な事故 (伊豆倉 正敏, 2019/9/28 23:40)
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Re: また一つ、残念な事故 (YMN, 2019/9/29 19:00)
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京急踏切事故 信号位置に問題、ブレーキ遅れが原因 運輸安全委報告 (entangle1, 2021/2/18 14:45)
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Re: 京急踏切事故 信号位置に問題、ブレーキ遅れが原因 運輸安全委報告 (東 遥, 2021/2/20 21:22)
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東 遥
投稿数: 4389

運輸安全委員会の公表した実物はこちら。
RA2021-1
鉄道事故調査報告書
Ⅱ 京浜急行電鉄株式会社 本線 神奈川新町駅構内
列車脱線事故(踏切障害に伴うもの)
京浜急行電鉄株式会社
本線 列車脱線事故
運輸安全委員会
令和3年2月
鉄道事故調査報告書 説明資料
(令和元年9月5日発生)
これによると、
・トラックが予定の道を逸れて現場に至ったのは
首都高に乗る予定の入口が工事の為閉鎖されていたからと推定
但し、何故現場に至ったのかは運転手死亡により解明できず。
・電車が止まりきれなかったのは、
踏み切りの支障を知らせる特殊信号発光機(特発)の停止信号現示を視認可能な位置で、
運転手が非常ブレーキを扱えなかったから。
としています。本来なら理想理論理屈理解上は
・(旧基準で)600mで電車は制動できるべき
#京急新1000形は計算上120Km/hから477mで停止できる
・最も手前の特発は、事故現場の567m手前から視認できる
ですから充分に停まれる筈、なのですが、それでも、特発視認から制動実施まで2.7秒強( ( 567 - 477 ) / ( 120000 / 3600 ) ) の余裕しかありません。うち少なくとも1秒前後は運転手の視認・判断・具体的捜査のために浪費(空走)として消費されるでしょう。加えて、報告書では、
・予期しないタイミングで停止信号を現示する特殊性から
即座に対応することは困難
・最も手前の特発は視認できるといっても
その後はカーブに差し掛かり架線柱に遮られて
特発の明滅を認識することは困難
その為に、本来制動をかけるべき現場の567m手前では確と異常を認識できず、実際には現場の427m手前で常用ブレーキを使用したとの事でございます。つまり、本来制動開始点より時間的には4.2秒遅れた、ということになります。
また、最初から非常ブレーキを扱わなかった点については、
・特発信号視認時は「速やかに停止するもの」
としているが、使用するブレーキの使い分けは
運転手の現状判断に委ねる。
・運転取扱実施基準及び電車運転士作業基準で
使用すべきブレーキの種類は明文化されていない。
以上の教育並びに規定が影響しているということで御座います。
むつかしいものです。
RA2021-1
鉄道事故調査報告書
Ⅱ 京浜急行電鉄株式会社 本線 神奈川新町駅構内
列車脱線事故(踏切障害に伴うもの)
京浜急行電鉄株式会社
本線 列車脱線事故
運輸安全委員会
令和3年2月
鉄道事故調査報告書 説明資料
(令和元年9月5日発生)
これによると、
・トラックが予定の道を逸れて現場に至ったのは
首都高に乗る予定の入口が工事の為閉鎖されていたからと推定
但し、何故現場に至ったのかは運転手死亡により解明できず。
・電車が止まりきれなかったのは、
踏み切りの支障を知らせる特殊信号発光機(特発)の停止信号現示を視認可能な位置で、
運転手が非常ブレーキを扱えなかったから。
としています。本来なら理想理論理屈理解上は
・(旧基準で)600mで電車は制動できるべき
#京急新1000形は計算上120Km/hから477mで停止できる
・最も手前の特発は、事故現場の567m手前から視認できる
ですから充分に停まれる筈、なのですが、それでも、特発視認から制動実施まで2.7秒強( ( 567 - 477 ) / ( 120000 / 3600 ) ) の余裕しかありません。うち少なくとも1秒前後は運転手の視認・判断・具体的捜査のために浪費(空走)として消費されるでしょう。加えて、報告書では、
・予期しないタイミングで停止信号を現示する特殊性から
即座に対応することは困難
・最も手前の特発は視認できるといっても
その後はカーブに差し掛かり架線柱に遮られて
特発の明滅を認識することは困難
その為に、本来制動をかけるべき現場の567m手前では確と異常を認識できず、実際には現場の427m手前で常用ブレーキを使用したとの事でございます。つまり、本来制動開始点より時間的には4.2秒遅れた、ということになります。
また、最初から非常ブレーキを扱わなかった点については、
・特発信号視認時は「速やかに停止するもの」
としているが、使用するブレーキの使い分けは
運転手の現状判断に委ねる。
・運転取扱実施基準及び電車運転士作業基準で
使用すべきブレーキの種類は明文化されていない。
以上の教育並びに規定が影響しているということで御座います。
むつかしいものです。
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