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Re: 疫病下の文明・文化・生活(COVID-19)
投稿者: 東 遥 投稿日時: 2020/4/18 20:23
昨今は所謂在宅勤務ぁ~というのが「流行って」いるそうで。ぃゃ、漢字で活用ってどうしたのかな。昔の中国語では活用があったらしいんですけど。まぁ、それはそれとして、新型コロナウイルスの流行が猖獗を極める昨今では政府も自治体も在宅勤務・テレワーク・リモートワークを推奨するところ。

とはいえ物流とかセキュリティとか対面業務とか、どうしても事務所・現場に出なければならない事もある。

そんなものの一つに

 押印・捺印

というのがある。はい、物理的に象牙・多孔質ゴム・チタン・柘・カゼイン他の小片に名前や社名を彫って硫化水銀溶液に浸し漉いたセルロース繊維束に押し当てて痕跡を残すというあれ。

社内稟議書とかは兎も角お役所に提出するものとかには絶対欠かせないものでは御座いまして、リモートワークで電子的に仕上げた書類をプリンタで紙に打ち出して社印をギュゥということを

 リアルワールドで事務所に出向いてやらねばならぬ

所謂オフ会(違)をやらねばならぬということで、そうしますともう新型コロナウイルスに暴露する可能性が上がってどうしろと、という事になる。

これに関して大臣に今後の対応を問うたところ

はんこ出社、「しょせんは民・民の話」──物議を醸したIT担当相の発言全文

「所詮は民・民」の部分が切り取られて一部報道が問題発言として取り上げておいでですが。はい、ここだけですと

 ・そんな下らない馬鹿なことをまだやってるか?
 ・公は既に最先端の認証システムを使って賢くやってるぞ
 ・愚かな民間のやることは遅れている

くらいの事を読み取るべきなのでしょうけど、まぁ、本文全体を見れば

 ・役所と民の間では電子的にやってるところもある
  #未だ物理的判子が必要なものもある
 ・民間同士でやるところは双方の合意でどうにでもできる
  #所詮は民・民

云々という事で、やっぱりそうゆうことじゃん、と存じ申し上げるより他になさそう。

因みに法律で所謂「有印私文書偽造罪」という括りが御座いまして、

 ●有印私文書偽造
  刑法第159条ならびに第159条の2にて
  3月以上5年以下の懲役

 ●無印私文書偽造
  刑法第159条の3にて
  1年以下の懲役または10万円以下の罰金

という区別をしているもので、判子の有無で区別する、判子があれば真面目に取り上げるけどなけりゃちょっと軽んじ(?)なければならぬ、と決められていればそりゃ民間もその様に対応するものなのでしょう。そのあたりをどうするのか、は考えなければならないかと存じ申し上げる次第。

或は電子署名だかなんだか、そうゆう方法に進むべきところなんでしょうけどね。昨今は欧米列強でその様なシステムが普及していて、日本はその面でも最後尾に居て脱落している、という状況。これからやるとすると在米・在欧の認証局に頼らざるを得ず、取引の都度「この電子署名はモノホンですか?」と一々米国・欧州に問い合わせて本物と証明して頂かなければならない。勿論その費用もお支払いしなければならない。日本の商取引も欧米列強の構築した土俵、インフラストラクチャに依存せざるをえない物では御座います。もしまた世界を相手に戦争する、なんて事になったら即座に認証拒否されて国内の商取引が大混乱して戦争どころではなくなる。そうでなくても機嫌を損ねたら「手前のところの経済停めてやる」の一言で全面降伏云うとおりの条件を要求されるままに飲み込まねばならなない。

困った物です。

まぁ前の戦争でも判子は大事で作戦はおろか物資の支給一つ受けるにも欠かせず前線でも手放さなかったものでは御座いますけどね。

因みに竹本IT担当大臣、「日本の印章制度・文化を守る議員連盟」(はんこ議連)の会長をおつとめだそうで、其の辺り何を忖度されておいでかということも忖度しなければならないのでしょう。

むつかしい。

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